2010年8月8日日曜日

徳島うどん考(050)

うどんHIワールドにようこそ

今月の、某タウン誌に私のコラムが掲載されてます

その原稿をご覧になれない方のため?
以下公開いたします

◎私はいかにして「うどんHI」感覚に目覚め、人生をうどんに奪われたのか。

讃岐うどんに初めて出会ったのは小3の春、高松駅うどんだった。
初めて味わう腰があるうどんの美味さに少年の魂が震えた。
それからず~~と後、本場の釜揚げうどんを初めて食べたのが高松の「わら家」だった。
これは凄い!食べる快感だ~!なんぼでの食えるぞ~!その時青年の魂が震えた!
 そして、それは忘れもしない、いつやったかな~な15年前ごろ?
かの「恐るべきさぬきうどん」を読み漁り、怪しいうどん屋巡りにはまってしまい、
あの「なかむら」にたどりつくのです。
掘っ立て小屋で飯山を眺めながら食べるそのうどんは、細めでやさしく、
それでいてしなやかな腰があり、食べた瞬間に消えてしまう、圧倒的に美味い!
なんという快感!頭の中が真っ白になる~~これはそうだ「うどんHI」!!
美味しいうどんを何杯も食べ続けたはてに出会う感覚!言いようのない高揚感と感動!
うどんでしか味わえない感覚です!

 私の好きなうどんはその味覚だけじゃなくて、怪しい店構えやロケーション、
ご主人やお客さんがかもし出す雰囲気なども含めての美味しさなんですね~
いわば空気感かな~、それを感じるのが「うどんHI」

 そんな店を巡るうちに、私はうどんから逃れられなくなってしまったのです。
それいらい、美味いうどん屋があると聞いては山を超え、谷を渡り、海を越えてまで食べに行き、
はては自分で打つようになり、うどん屋まで始めてしまってこの有様です。

 現在、私の好きな「うどんHI」度の高い店を紹介すると、
麺作りでもっとも影響を受けた宮武さんの系列店「松岡」究極の日常うどん「がもう」
飯山なかむらの弟さんのお店丸亀「中村」シンプルの極み「谷川米穀店」
師匠の「前場製麺」もう一人の師匠?怪しさとキャラ立ちすぎの「赤坂」
そして超ディープで究極の麺が食べられる「橋本農機店」
若手のトップランナー「よしや」最西端でがんばる「じょうとうどん」などきりがないですね~。
皆さん良かったら探していってみましよう。美味しさを超えたうどんに出会うはずです。


一部掲載と違うところもありますがこんなんでした。

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